牧之原市 御榊神事
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西暦1037年の正月から伝わるという、全国的にも珍しい、牧之原市菅ヶ谷地区の御榊神事の模様をお伝えします。
平安時代からの地区住民28軒が主催者となり、毎年御仮屋を作って1年間ご神体をお守りし、豊作祈願をするというものです。
ご神体は、神田(オトウデン)でとれた餅米を窯番(カマバン)と呼ばれる6人の若者が搗いて神社に奉納します。
その日の内に次の主催者(本苗「ホンミョウ」)がさいの目に細かく切り、1000個のアラレにして榊の葉に並べ簀の子で巻いて作ります。
そして1年間御仮屋でお守りして次の本苗に引き継ぎますが、アラレにカビが生えたりネズミに食べられたりすると、精進が悪いと言われ
地区の皆様におしかりを受ける事となります。凶作になるとも言われているそうです。

地域の方のご厚意により、平成19年2月10日・11日に行われた行事に一部参加させていただきましたので、その珍しい模様をご紹介します。
                                              八木良子


ふかした餅米を臼に入れます
窯番の出番です

餅つきの始まり
こねるのが大変です
   

いよいよ本格的につきます
二人でどんどんつきます
   

できたての餅をちぎって丸め
伸ばす人に投げて渡します

餅をついた若者が思いきり投げます
白い餅が唸りを立てて飛んでいます

部屋の中は餅取り粉で真っ白です
頭を下げて餅を伸ばします

投げ返される餅を避ける人もいます
みんな楽しそうです

伸ばした餅、いろいろです
お参りにきた人に渡す「牛の舌」です

外で乾かします
全部で7臼分です

乾いた餅は取り込みます
天気が良くて助かりました

いよいよご神体をつきます
衣装を改めて6人の若者が登場

4人がこねて2人が反します
力のいる窯番と言う役です
   

真ん中の指揮者の合図で
2人が交互につきます

指揮者が榊を振った方の二人が
杵を振り下ろします

ご神体の元が突きあがりました
1臼8升の餅米です

隣の倉庫には1月から仕込んだ
お酒が徳利に入れてあります

いわゆるどぶろくで、酸味があり
アルコール分13パーセントです

徳利のふたを藁で作りました
名人技の芸術品です

倉庫の横では縄造り
左巻きの縄で、神事の器具を縛ります


敷地の上に御仮屋があります
この中にご神体が祭ってあります

御仮屋は栗の木と竹で
湿気ないように作られています

母屋の上に立つ御仮屋
屋根は藁葺きです


ご神体(1000粒のアラレ)は去年から
1年間こうして祭られていました

今年突き上げたご神体は
菱形に切って乾かします

桶の中のご神体、牛の舌も入って
縄も揃って運ぶ準備ができました

本苗の人が禊ぎに使った場所です
1月から毎朝水をかぶりました

11日12時に出発しました
本苗の人がご神体を持ちます

1月に仕込んだお酒も
徳利に入れて運びます


先頭から役割が決まっています
ご神体の前を清めていきます

ご神体の後は次のご神体
桶に入った菱餅です

お酒も続きます
一人で運ぶのは大変です


お酒を造る樽も運びます
役割によって衣装も替わります

後の諸々の道具も運びます
普段着の人もいます

神社ではすでに参拝する人もいます
牛の舌を配っていました

入り口に御榊神事の説明があります
平安時代950年以上の歴史があります

12時30分ご神体が到着しました
屋台もでています

午後1時からの神事は終了しました
行列の順を写しました

御榊神事は「古例祭」と言うようです
行列には約40名が参加していました

御五菜です。右から こんぶ ところ
栗(だいこん) 干し柿 みかん

いつもお供えするものです
塩 水 リンゴ バナナ

タイや御神酒
牛の舌もあります

お参りしていただいた「牛の舌」
自分で伸ばしたものかもしれません

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